馬に蹴られて [ヨソさまの話]
夜遅く、近所のスーパーに歩いて買い物に行く途中の出来事です。
通り道に小さな公園があるのですが、カップルがブランコに座ってなにやら話をしていました。
女の子は小柄で可愛い今時の女の子。
男は気持ちポッチャリ系のボーダー風、人は良さそうだけどあまりもてなさそう。
まだ良いお友達関係かなあという印象でした。
たいして興味も無く通り過ぎたのですが、背中越しに男の声が耳に入ってきました。
「俺ってさー、よく言われるんだけど
人の悩みを自分の悩みみたいに思えちゃう人らしいんだ」
このセリフを聞いて、ハッと思わず男の方を振り向きました。
なにその回りくどい自分良い人アピール。
男と目があってしまい、時間が止まりました。
カップルの会話も止まりました。
いかんいかんと進行方向に向き直り、再度歩き出す俺。
5分ほどで買い物をすませて公園まで引き返してくると、気まずくなったのかカップルはいませんでした。
ごめんね邪魔して。
同調会話の続きを書きたかったのですが、ちょっと私事(もちろん女の子の事!)で疲れてるので今回は番外編です。
次回は天然の同調会話の使い手、男にも女にもモテモテ(?)の男の話を書く予定です。
コメント 0